ロスカットとは?覚えておきたい注意点を解説します

公開日:2021/11/15   最終更新日:2021/10/25

ロスカットは安全なFX投資に欠かせないものですが、使われる場面で意味合いが変わったり、使い方次第では危険なものになったりします。ここではロスカット本来の意味や、混同して使われがちな損切との違い、ロスカットを安全に機能させるための方法などについてお伝えします。FXの基本用語でもあるロスカット、ぜひ使いこなしましょう。

ロスカットとは?

損失が大きくなりすぎないよう、あらかじめ定められた水準を相場が下回った場合、決済が強制的に行われることです。FXでは売買のタイミングを見計らうために、通貨を持ち続けることはよくあります。この状態をポジションと呼ぶのですが、ロスカットが行われるとすべてのポジションは解除されてしまいます。

たとえば「今は値下がり傾向だけど、少し持ち直したら決済しよう」と考えていたのに傾向は値下がりのまま。損失はふくらむ一方です。「どこかで売らなくては…」と思いながらウトウトしていたら、ロスカットが発動してしまったという話はよく聞きます。

このようにロスカットが発動するのは、これ以上続けると損失が拡大するかもしれないケース。投資家を保護するために、ロスカットは設けられているのです。縮めて「ロスカ」と呼ばれたりもしますね。

損切(そんぎり)とは

似ている言葉に「損切」があり、しばしばロスカットと混同されます。損切は損をしているときに投資家の判断であえてポジションを解除することですから、強制的に行われるロスカットとは本来は異なるものです。両者を区別するために、ロスカットをあえて「強制」ロスカットと呼んだりもします。

損切ができる投資家は「できる」投資家

損失が出ている通貨の決済は、本来はつらいことです。上がることがあれば下がることもあるのが為替相場。通貨の決済を先延ばしにしたいと感じることもあるでしょう。しかし損切ができるのは「できる」投資家。ロスカットが発動するまで、損失をふくらませることがないからです。

利益を上げる投資家はあらかじめ「購入時より○%下回ったら」とか「□円を割り込んだら」とか損切のタイミングを自ら設けています。「もう少し待てば、上がるかもしれない」という気持ちを押し殺して、大きな損失を招くことを防いでいるのです。

ロスカットの計算方法

ロスカットが行われる水準はFX会社によって異なりますが、口座に入っている資金と損失の割合で計算します。たとえばロスカットが100%に設定されており、口座に1万円が入金されているなら、損失が1万円を上回った場合に行われます。50%の設定なら、5,000円を上回った場合に行われます。

ロスカットを利用するときの注意点

ロスカットを利用することで、設定以上の損をすることはありませんから、安心してFXができるか?というと必ずしもそうではありません。

理由はあまりにも相場の変動が急激な場合、ロスカットが間に合わないケースがあるからです。だからといって損失をFX会社が持ってくれるはずもありません。ロスカットが発動せず、予想以上の損失が出ても自己責任となります。

リスクの高い取引は避ける

高レバレッジの取引や変動が激しい通貨など、高リスクの取引は初心者のうちは避けましょう。速いペースで利益が上がる高レバレッジの取引は損失が発生するペースも早く、相場の変動の影響も受けやすいので、ロスカットが間に合わないことはよくあるのです。これは大きく変動する、マイナー通貨にもいえることです。

ロスカットを避けたいときは?

投資家を守ってくれるはずのロスカットですが、もう少し決済タイミングをあとにしたいなど、避けたいケースは多々あります。

そんな場合に行うのは口座への入金。資金を追加することで損失の割合を下げ、ロスカットを発動しないようにするのです。保有しているポジションすべてではなく、一部を決済することでもロスカットを避けることができます。

長期保有でも嫌われるロスカット

FX取引というと、PCモニターやスマホと、ずーっとにらめっこをしているイメージですが、変動のタイミングに応じて頻繁に売買を繰り返すだけがFXではありません。通貨の長期間保有もFXの魅力で、スワップポイントを期待している投資家も多いものです。

スワップポイントとは、ペア通貨の金利差のこと。たとえば低金利の日本円と高金利のトルコリラなら、保有し続けるだけでスワップポイントが付くのです。

通貨ペアの変動よりも長期間保有することに価値があるのですから、ロスカットの発動は思わしくありません。口座に資金をどん!と積んで、多少の相場の変動には目をつぶるスタイルになるのです。

 

ロスカットは想定以上の損失を出さないよう、基本的に投資家を守る制度です。しかしロスカットが間に合わないこともありますから、高レバレッジでの取引やマイナー通貨の取引は、初心者の間は避けるべきでしょう。

またロスカットと損切は本来違う意味で、損切ができるのは優れた投資家の条件です。タイミングをつかむには経験しかないのですが、FXスクールで学ぶのもよい方法かもしれません。

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